ぼくはどんなに頑張ってもゆうてもせんせいの時間の中には入れてもらえないんだし 今年も早く終わらせたいようなこと言ってたもんね そうだったらぼくも誕生日迎えなくて良かっただろうし こんな気持ちにもならないし ゆうてもせんせいとの年も離れないで ちょっとづつ近づけたのに やっぱり自分で自分の時間を止めるしかないのかな ぼくだけ平成の夏に留まり続けられたら良かったのかも ぼくはひとりだけど

 

 ほんとは ゆうてもせんせいは こんなに大好きになれるまんがを読ませてくれて そして こんなに誰かをだいすきになれるんだ どこまでだいすきになれるんだろうって思わせてくれて すごくすごく尊敬できて だいすきで そういうふうに思わせてくれるひとで それを ああ すごいな うれしいなあって思って 想って そう考えてるだけでしあわせにしてないとだめなのかもしれないけど でもこんなに こんなに愛しくて 愛してるから ぼくのこともすきになってよ ぼくのことも愛してほしいって思ってしまって だれかをすきになるってこういう気持ちになるんじゃないのかな ぼくがおかしいのかな みんな振り向いてくれなくてもいいからただすきでいるものなのかな

 

 おかしくても ぼくはこういう気持ちなんだからしょうがないよね ゆうてもせんせいが欲しいんだから 他に全部失ってもゆうてもせんせいが欲しいんだ

 

 ラジオで聞いたけど こういう考え方をする人は小さいころから愛されてこなかった人なんだって そうなのかな どうなのかな わかんないけど でも結果としてこういうふうに45年かかってなってるんだから そうなのかもしれない

 

 でもだからゆうてもせんせいに逢えたんだと思うし こんなにだいすきだし 愛してるし この気持ちに戻ってくる 何をどれだけ考えても ゆうてもせんせいのところに戻ってくる