救急車の窓から見てると 救急車通るんでもみんな全然避けないよね......日曜日でみんな楽しいんだろうし 救急車に乗ってる人の気持ちなんてわかんないんだろうなって思う

 そんなこと考えながら やっぱり私なんてこのひとに振り向いてもらえることはないんだろうなって しあわせに生きてきてないからこのひとのことしあわせになんてできないんだろうし このひとが好きなのは楽しく過ごしてる人の言葉であって 救急車に乗って病院で日曜を過ごしてるような輩の言葉ではないのだろうし

 ずっと病院とか施設とかと隣り合わせに生きてきたからどういうふうにしたらしあわせに過ごせるのか しあわせになれるのかわかんない 普通はこういうのもっと年取ってからなる生活じゃないのかな まあでもしかたないか って過ごしてきたけど だいすきなひとができて 私もしあわせになりたいな って思ったけど もうきっと手遅れなんでしょうね しあわせにする側の人間にはなれないんだ きっとあのひとも人を見る目があるから 私がこういうんだって見抜いたから振り向いてもらえないんだろうな

 今朝見た夢は 中身はあんまり覚えてなくって......オムニバス形式みたいなのだった でもぼんやり 楽しいものばっかりだったのは覚えていて あともうひとつ 全部誰かと一緒だったのを覚えてる ひとりで過ごしてる夢ではなかった ひとりで過ごすのって楽だけど 楽しいものではないんだなって 楽って文字は楽しいって意味ではないのかなあ なんて起きてぼんやり考えてた やっぱり ひとりで過ごすのなんて なんにも生み出さないし 誰かを幸せになんてできないんだなって

 それでも ずっとこのひとのことを このひとの作品を すきで 大好きで ずっと過ごしていくんだと思う

 それがなにより私にとってしあわせなことなので 唯一しあわせに思えることなので

 本当にごめんなさい だいすきでいることだけ 許してください

 暑いみたいだけど 体調崩さないで頑張って下さってるといいな そんなふうに考える資格もないのでしょうけど

 僕だって ずっと好きでいてほしいって そんなふうに言われるようになりたかった

 しあわせにできたらいいなって ずっと思ってたし 今でも思ってる