今、話したい誰かがいる

 <注:若干ここさけのネタバレがあります>

 「心が叫びたがってるんだ。」を観てきました。

 映画館に行くのなんて何年ぶりだろう って感じでしたが! 

 

 なんで突然観に行ったかと言うと、仕事帰りにまんが買おうと思って 本屋さんでコミックス版の「心が叫びたがってるんだ。」を見かけまして・・・ああこれなんかCMでやってたよね おもしろいのかな?って思って買って読んだのです。成瀬さん私と同じ名前じゃないですか・・・そして原作のお話が(映画だとタイトル出る前の冒頭部分ですが)あまりにかわいそうじゃないですか・・・!

 もうすっかり辛い気持ちになってしまって。こんなのってないよ って思ってしまって。このままなのは正直苦しい・・・ということで突然映画を観に行くことにしたのでした。

 映画観始めて・・・もう冒頭部分だけで 胃が痛くなってきまして・・・だって私の名前呼ばれながらいろいろ苦しいことがあるので・・・;_; 

 お話を通しての感想は いいなあ っていうか。若いっていいな かな。心で想っていることを叫んでいい、そんな時代があって それをできているみんながうらやましくって お互いの心をぶつけあっているみんなが本当にうらやましく感じました・・・私も叫びたいことはある けど きっともうやってはいけないのかな っていうのも感じてしまって。私はどちらかというともう先生と同じ側の 受け止めなきゃいけない側に立ってないとだめなのかな っていうのもちょっと感じてしまったり。それを見誤ってたから「言葉は 人を傷つけるから」ってなっちゃったのかな って・・・自分と重ねていろいろ感じてしまいました。

 一番印象に残っているのは「まだ名前呼んでない」って 成瀬さんと坂上くんが名前を叫ぶところで。名前って呼んでもらえたら それが大好きな人にだったら嬉しいじゃないですか・・・私だけ?

 あと学校に戻って来て 成瀬さんが歌いながらお母さんの横を通るシーンは泣いてしまいましたね・・・「わたしの声 消えたこと みんな喜んだ みんなわたしの言葉を 嫌ってるから」って・・・ これで成瀬さんとお母さんともわかりあえたかなあ ってうれしくなったのでした。

 エンディングは……このあとみんなどうなったのかな・・・っていろんなストーリーを想像できて良かったと思います。あんまりどうなるのかをはっきりするより、こういうふわっとした感じのエンディング良いなあって。

 最後はもちろんスタッフロールが流れるのですが。エンディングの曲の歌詞を頭の中で追いかけながらまた泣いてしまうという・・・ 何も欲しいと言わなければ 永遠に傷つかずにすむよね って。でもそれじゃ淋しすぎるんですよね・・・だから叫んでしまうのだと思います。

 

 でも叫ぶときは 心して叫んでほしい……心で想っていることは 言葉にすると どんどんどんどんおっきくなってしまうのです でも叫ばずにはいられないことって まだこの年になっても本当あるんですよ だから少しは 叫ぶことも許されるとうれしいの ですが

 お腹痛いのと泣くの我慢しながらずっと観ていたので、今度は家でいっぱい泣きながら観たいなあって思いました。だいすきなひとと いっしょに観て 観終ったあとで お互いに叫びあえたりしたら素敵だな なんて夢みたいなことを考えたりもしてしまいますけどねっ これもエンディングの歌詞ですけど 片想いなら黙っていればいい のでしょう はい

 微妙にうろ覚えな感じなのにネタバレがあるという 私の感想でした

 映画の感想はまんがと違って読み返しながら書くというのができないので難しいな!