ぼくも ぼくがいなくなったあとも ゆうてもせんせいのささえになるようなおてがみをかくことができたらいいのにな 

 

 ぼくは だれかにたのんだりするわけじゃなくて じぶんのことばで じぶんのじでかいたおてがみだから つたないぶんしょうかも よみにくいじかも 

 

 

 でも それでもつたえたいことがあって つたえつづけて 

 

 そのうえで きがいをくわえるそんざいだっておもわせてしまったなら ぼくのちからぶそく ぼくがわるいんだ  

 

 もっと かんじたことを かんじたままにつたえられるちからがあれば そんなふうにおもわれることはなかったのかな 

 

 だって だれかになんてたのみたくないよ 

 ぼくがかんじたことだもん ぼくがゆうてもせんせいにつたえたいことばだから 

 

 うたがわれるような ぼくはそんなことばしかつたえることができなかった 

 ごめんなさい 

 

 ぼくも おてがみがとどいて よろこんでもらえるようなそんざいになりたかった 

 

 

 ぼくにも ぼくがいなくなったときに ゆうてもせんせいにとどく そんなふうにおてがみがとどくひをきめられたら ゆうてもせんせいに ぼくがいなくなったことで あんしんしてもらえるのかな 

 

 

 きっと ぼくにも ゆうてもせんせいにつたえたいことばを つたえられなくなるときがくる  

 

 でも そのときまで ゆうてもせんせいにつたえたい つたえたいことばがあるからつたえたいんだ 

 

 

 いちばんおうえんしたい まんがかさんにつたえたいことばがあるよ 

 

 でも それいじょうに ひとりのひとに ゆうてもせんせいにつたえたいことばがあるんだ 

 

 すてきなものがたりみたいに うけいれてもらえるものじゃないのはわかってる でも