U-temo先生の｢百合オタに百合はご法度です!?｣ 第18話です！
すっごく待ち遠しかったです……たのしみなのと ちょっとこわいような そんなどきどきもあって
冬ちゃん 中学生のときのおはなし
15話の前編で読ませて頂いたように とってもなかよくなって すきになっていったんですね
高校もおんなじところ行こうよって そのぐらいのなかよしで
冬ちゃんは優しいですよね 美柑ちゃんの気持ちを もし言われたらどう思うか それをちゃんと考えてから言葉にしようって思ってたんだなって
かまをかける……そういうわけではないのでしょうけど ちょっと 例え話で質問しちゃって
……これが美柑ちゃんの このときの気持ちなんですね
女の子に対してじゃなくても だれかをすきになる そういう気持ちがないのかも 冬ちゃんを傷つける そういう意図は全然ないはずで
だれかをすきになる っていうことに対してドライというか フィクションなんですね……なんとなく冬ちゃんの気持ちを察してたりは……しないのかなあ な なんだ～ っていう 一文字目の な にちょっと心が動揺したのかな なんて思っちゃったのですけど 表情は揺れてないですもんね
美柑ちゃんの言葉を聞いて 冬ちゃんは
言わなかった 言えなかったんだ
声にも出さないで 美柑ちゃんにも見えないように 涙をこぼすだけで
この日はいっしょに帰ったみたいだけど
どうなんだろ このあともう話さなくなっちゃったのかな 志望校を冬ちゃんひとりで変えちゃったり そのとき美柑ちゃんはどう思ったのかな 悲しくなったりしなかったのかな 七夕の日のあのLIMEが来るまでの間に おはなしできてるのかな
冬ちゃん このことがあるからあんなに 自分はモブだって言い張ってたんだ……このできごとが 鎖みたいになって 冬ちゃんを縛っていたんですね
冬ちゃん おはなししてくれてありがとう
藤山さん きいてくれてありがとう
藤山さんすごいなあ こうやって冬ちゃんの言葉を受け止めて 聞くだけじゃなくって ちゃんと思ったことを伝えてくれる
……口に出して押し付ける ぼくはなんどもしてしまってる ごめんなさい ぼくのとなりにも藤山さんがいてくれて だめなことしちゃったら諭してくれたらいいのに なんて でも こんどそういうことをしてしまいそうになったら この藤山さんのことば思い出すようにします ……それでもしちゃうかも ぼくなので
藤山さんの言葉をもらって 自分の気持ちがわかった 認めることができた冬ちゃん 藤山さんにありがとうって伝えることができてよかった きっとこれからはほかの推花のみんなにも もっと素直に気持ちを伝えてくれそう……
でも まずは いちばんに自分の気持ちを伝えたいひとのところへ駆け出す冬ちゃん すごく素敵だなあって……
だれかをすきになったこと それはとてもおおきなきもちで すてきなきもちで ……だから叶わなかったら せかいは とてもまっくらになってしまうけれど でも 美柑ちゃんへの想いがあったから いまこうやって 冬ちゃんが自分の気持ちに気づいて だいすきなひとのところへ駆け出して 伝えたい想いを口にして伝えることができるんだって そうおもいたいな
ずっとつらいきもちなのは それだけだいすきだったからだもん
だって このきもちは 美柑ちゃんに逢わなかったら生まれなかったきもち 性別がおなじだって そのひとをすきだとおもったら そのきもちはおかしいことじゃないし たいせつにもっていていいんだって
つらい想い出だとしても いま凛々花ちゃんをすきって そう思ってる気持ちは 美柑ちゃんに逢わなければ生まれなかったと思うんです
美柑ちゃんは 間違いなく冬ちゃんの世界を広げてくれたひとだから あのときがあるから いまがあるんじゃないかなって
冬ちゃん 凛々花ちゃんにも美柑ちゃんのことおはなししてくれるのかな 凛々花ちゃんにも伝えて 凛々花ちゃんに 冬ちゃんのことぜんぶつつんであげてほしい 昔の想いもまとめて ぎゅってしてあげてほしい
……冬ちゃんは LIMEにおへんじして 美柑ちゃんのところに会いに行ってほしいなあって思っちゃいます
なかなおり って 言っていいのかわからないけど 美柑ちゃんとも ちゃんとお話して まえにすすんでほしいな このままじゃさみしい……
今回のお話 すっごく前向きなお話で……冬ちゃんの昔のお話のことだからつらい気持ちになっちゃうのかなって思ってたんです でもそんなことなくって すっごく今回も素敵なお話でした……！ ありがとうございました！
でもまだちゃんと 冬ちゃんの口から 凛々花ちゃんに いちばんたいせつなことばをつたえてないから……凛々花ちゃん どんな表情で冬ちゃんの言葉聞いてくれるのかなあ がんばって冬ちゃん！ ちーちゃんとお話したことも教えてあげなくちゃですね
次のお話も とってもとっても楽しみです！！
